ジュエリーアドバイザーへの道

07 ネックレス・リング・ブローチ・イヤリングのつけ方の注意

ネックレスの付け方

まず、お客様のつけていらっしゃる ネックレスをトレーの上に丁寧に外します。 お客様におつけする前に裏表の確認をしましょう。 通常つけやすいように右手側に引き輪がくるように作られています。

着脱時に、ペンダントトップを落とさないよう注意しましょう。 ネックレスを付けるときは、脇から失礼しますと声をかけ 後ろ斜めの方からトップの位置を確認しながらお着けします。

鏡を見て頂く時

印象の悪い着け方をしていると購買意欲がなくなります。 正しい位置に中心がきているか? 長さが良いか? ねじれていないか? など 最善の姿を確認してから鏡で見て頂きましょう。

リングの着脱について

お客様のリングは何よりも大切に取扱います。 落としたり、紛失したりしないようお預かりする安全な方法をとりましょう。 催事の時には お客様と同行の方に預かっていただくか お客様ご自分で管理していただくようにしましょう。店舗の場合には、他のお客様から手の届かないところに お預かりする事もあります。

小さいサイズのリングを無理に入れると 外れにくくなりますので注意しましよう。 リングを外すとき、きつい時にはゆっくりと持ち上げなら両手を使い すこしづつ外します。

販売員が慌てるとお客様も緊張します。落ち着いて着脱しましょう。 緊張すると手に力が入り、余計に外しにくくなります。 お客様に落ち着いて、リラックスしていただけるよう 笑顔で接してください。

ブローチの提案

太いピンのブローチを薄い布にさすと、布を傷める事があります。 ブローチを手に持ち、ピンを止めずに鏡の前でバランスを確認して 頂く方法を取りましょう。 顔の端から降ろした線と鎖骨との交わる位置あたりにブローチの 針がくるように、少し高めの位置が美しく見えます。

お客様の要望のない限り、お客様に直接付けないよう気をつける事が必要です。 服に着けた姿を見たいお客様には、 自ら着けて、見ていただく方がいいでしょう。 そのためにはジュエリーのはえる無地の服で出向くようにしましょう。

商品をお勧めするためには、 ブローチとパールネックレスのコーディネートの提案など、 オリジナルな提案能力が特に大切です。

イヤリングの付け方

どんなに素晴らしいデザインのイヤリングも、 着けたときの位置が悪ければ台無しになってしまいます。 耳の形は指紋と同じように人それぞれ違います。 耳たぶの大きさや形によっても選ぶ大きさやデザインが違ってきます。

左右対称のデザインは、つけ方により表情が変わってきます。 色々試して頂く時 正しい位置に着けるには慣れが必要です。 練習してみましょう。

そっとお客様の耳たぶを引っ張り、 耳たぶの厚みを薄くするとつけやすくなります。 着けた後、手を離すと耳たぶがふっくらして 落としにくくなります。 ではどのくらいの強さで引っ張ったらいいのでしょう? ご自分の耳を遠慮せずに引っ張ってみてください。 耳は少々引っ張っても大丈夫ですね。

一般にはピアスの試着はお断りするところが多く、 アクリルのピアスプレートを使用し、 鏡でイメージをご覧いただきます。 どうしても試着を希望されるお客様の場合は クライアントに確認が必要で 試着後消毒用のコットン等できれいに拭きます。

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