ロード・オブ・ジュエリー

03 手作り製品

手作り製品

手作りは最も古い製作方法であり、職人の腕の見せ所でもありますが、技術の差が最も分かりやすいと言えます。

アンティークジュエリーの場合、ほとんどは手作りと言って良いのですが最近では技術、機械の進歩により全ての過程を製作の出来る職人が非常に少なくなってきています。

手作り製作の特徴は、地金を叩き出して成型していくために地金自体の密度が上がり強度が増す所にあります。ちょうど刀鍛冶が刀を仕上げていく過程に似ています。熟練した職人による精密な作りはもちろんのこと、大きな製品の作成はキャストでは難しく手作りで行われます。

短所としては同じものを量産出来ないということになりますが、それは貴金属にとっては付加価値という長所にもなります。ただし、製作時間や技術が必要なためにコストが高くつき、当然売価に反映されます。いわゆるオリジナルやオーダーメイドとなると、やはり手作りという本来の姿にならざるを得ないということになります。

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