ジュエリーアドバイザーへの道
06 サイズ棒・サイズリング・ルーペの取り扱い方
サイズ棒の使い方
リングのサイズを確認するときは サイズ棒にリングをそっとゆっくり手を添えて通します。 強く押さずに止まったところがリングのサイズです。 サイズ棒の上から手を離し落下させたり、 強く押すとサイズが違ってきます。
サイズ棒のくぼみにリングについているタグの糸を 合わせることで正確なサイズを測ることができます。 また、この時も、指輪に最後まで手を添えて作業をしましょう。
サイズリングの使い方
リングのサイズはお客様にお聞きするか、 現在お付けになっているリングを測らせていただき目安とします。 しかし、お客様がサイズを間違えて記憶されたり、 ゆがんだ指輪をされていると 小さいサイズに勘違いすることも多くあります。 必ずサイズリングで測りなおしましょう。
フィットしたサイズがお好きなお客様、ゆるめのサイズがお好きなお客様がいらっしゃいます。 その日の体調や季節によってサイズが変化していないか。 節高のお客様のお好みのサイズなど お客様の納得のいくサイズを選んでください。 サイズリングの使い方も工夫してみましょう。
「失礼します」の一言を必ず添えて、 お客様の斜め前から丁寧に手をお取りし いつも使っていらっしゃるサイズを1つの目安とし サイズをお測りしましょう。 フィット感をよく確認してください。 測る場合は残りのリングをお客様の手にぶら下げないよう 下から支えるようにしてください。
幅広のリングのサイズは 2~3 サイズアップが良いでしょう。 幅広のリング用のサイズリングが用意されているところでは それをお借りしてはかりましょう。
ルーペを正しく使いましょう。
ルーペは 10 倍ルーペを使います。 お買い上げ頂いた商品の伝票を記入する前に、商品の刻印が間違って タグに記載されていないかのチェックが必要です。 商品のタグと刻印が合致しないこともあるため、刻印の確認をしながら 接客することが必要になります。 ここではルーペの正しい使い方をご紹介します。 きき目はどっち? まず、前へならえのポーズで両腕を伸ばします。 その掌の親指と人差し指を重ねながら、 画面に有る青の三角を囲むように 手の空間を小さくしていきましょう。 次に、三角の真ん中にある黒い丸をじっと見つめてください。 そのままの位置で右目と左目を交互に閉じて見てください。 黒い丸が見える方があなたのきき目になります。
ルーペの見方
ルーペを使うときは、きき目で見ます。 ルーペを通してみる物の位置が悪いとぼけてしまいます。 日頃から一番よく見える位置を練習して確認しておきましょう。
必ず両目を開けたままルーペを見ます。きき目で見ればしっかり見えます。 ピントが合わない時にはルーペを動かさず商品を動かします。
お客様はルーペを見ているあなたの顔をじっとご覧になっています。 一生懸命すぎて表情がおもしろい顔にならないように気を付けましょう。 口元が開いてしまう、片目を閉じてしまう、正面で見ないとより目になる など慣れていないのがすぐにわかってしまいます。
さっきまで素敵な笑顔だった人がルーペを見たら 急に険しい顔になったり、首をかしげて「あれ?」と言う顔をする等 お客様は表情を読み取ろうとじっとご覧になっています。 お客様に不安を感じさせないよう表情に気を付けてください。
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